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DJ社長の動画より契約について考える

Posted on 2021年6月13日2021年12月29日 by YUKI

目次

  • はじめに
  • レぺゼン地球とは
  • レぺゼン地球、突然の解散!?
    • 6月1日の騒動の動画について
    • 係争とDJ社長解任の経緯
    • 係争の争点
    • Life Group株式会社の株を100万円でDJ社長が買い戻せるか
    • H氏が楽曲の権利やレペゼン地球の商標権を主張するのは妥当か
    • メンバーとLife Group株式会社の専属契約は適切だったか
      • 芸能活動制限に関する過去事例
  • さいごに

はじめに

こんにちは。YUKI(@freedom_0117)です。

突然ですが、みなさんはレぺゼン地球というグループをご存じでしょうか?

ご存じない方のために、簡単にレぺゼン地球についてご説明します。

レぺゼン地球とは

簡単にまとめると以下5点になります。

1.日本国内を中心に活動しているDJ集団。

2.Studio Candy Foxxという事務所に所属し、メンバーが運営。メンバーのDJ社長が代表取締役。

3.レコード会社には所属しておらず、楽曲の発表は音楽配信サービスおよびYouTubeを使用。

4.YouTuberのグループとしてニュースになる事が多いが、本人らは否定。(動画広告も無し)

5.2020年12月26日に福岡PayPayドームで開催される解散ライブをもってレペゼン地球は解散。

詳細は以下をご覧ください。(Wikipediaより)

所属事務所のStudio Candy Foxxはメンバーが経営している。また、かつて所属していたLife GroupもメンバーのDJ社長が代表取締役をしていた。レコード会社には所属しておらず、楽曲の発表は音楽配信サービスおよびYouTubeを使用。Candy Foxxのチャンネルでは、毎月ストーリー仕立ての楽曲のMVを発表している。楽曲動画は「シングル」と呼称しており、発表順に「○th Single」という風に表記されている。

メインチャンネルの印象が強いためにYouTuberのグループとしてニュースになる事が多いが、本人らは度々それを否定。YouTuberの収入源といえる動画広告も一切付けていない。

YouTubeでの活動を始めるまではTwitterにて「テキーラを一気飲みする」等の動画をアップロードし注目を集めていた。YouTubeにアップロードされた数々の過激な動画を原因に一度チャンネルを停止および閉鎖されるも、その後「更生」と称し再度チャンネルを作り直して活動を再開。その際に削除された過去動画の一部はモザイクを追加するなどし、YouTubeのコンプライアンスに抵触しない加工を施された再編集版がチャンネルに再掲されていた。公式ファンクラブに加入する事で削除された動画は全て閲覧出来るようになっている。

結成当初から「ドームでのライブ」を目標に掲げていたが、2019年5月1日にアップロードされた動画において2019年9月7日と8日にメットライフドーム(西武ドーム)でのワンマンライブ開催と、その準備期間として3ヶ月間の活動休止を発表。しかしながら、後述の炎上騒動を受けドーム公演中止を発表。その後、同年11月15日に2020年春のアリーナツアー開催を発表したものの、これも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響で中止に。

2020年12月26日にメンバーの故郷である、福岡県の福岡PayPayドームで開催される解散ライブをもって、レペゼン地球は解散した。それに伴い、公式Youtubeチャンネルの動画もすべて削除されたが同月28日には、福岡ドームの様子を公式YouTubeチャンネルで動画を投稿している。公式Twitterでは、「すぐ消すことになると思いますが、ドームに来れなかったファン、お金がなくてクラファン出来なかったファンの為に少しだけ動画にしました」と説明。

YouTubeコラボでは、HIKAKINやはじめしゃちょーとの共演も果たしている。また、芸能界関係では宮迫博之、田村淳、カジサック(梶原雄太)とのコラボを行った他、YouTubeで配信された無観客ライブでは、オリエンタルラジオの(NAKATA・SHINGO)率いる音楽グループRADIO FISHとコラボをした。

レぺゼン地球、突然の解散!?

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回ご紹介したいのは6月1日に投稿された動画に関するレぺゼン地球の解散の真相についてです。

6月1日の騒動の動画について

本動画は、解散以降長らく更新されていなかったレペゼン地球のYouTubeチャンネルで公開されています。

DJ社長によれば、「レペゼン地球」の商標権が自身の手元になく、グループ名が使えなくなったことで急遽解散する必要があったと解散の経緯を告白しています。 原因は、会社で経理や権利関係を担当していたH氏との関係悪化にあるとして、Hさんとは現在、曲の権利・給与問題を含めて裁判で係争中と説明しています。「Hさんにより会社の社長を降ろされた」とし、実際にH氏とされる人物との複数の会話も公開しています。

係争とDJ社長解任の経緯

レペゼン地球が所属していた会社はH氏が出資していたとのこと。

会社設立当時、DJ社長が多額の借金を抱えていたため、H氏とは借金返済後に会社の株を買い戻す約束をかわし、経理も任せていたといいます。その後、レペゼン地球はブレークしましたが、株移譲の話は進まず会社の財政事情も明かされないまま、DJ社長は代表の座をクビになりました。

レぺゼン地球を解散後は、「Candy Foxx」として世界一を目指し、再始動しています。

レぺゼン地球、解散から一転 新プロジェクト「Candy Foxx」発表

係争の争点

リーガルハイ、ちゃんとは見たことはないので見てみたいですね…

一連の騒動の争点としては主に以下の5点です。

 1 Life Group株式会社の株を100万円でDJ社長が買い戻せるか

 2 H氏からの4800万円の退職金要求は妥当か

 3 H氏が楽曲の権利やレペゼン地球の商標権を主張するのは妥当か

 4 メンバーとLife Group株式会社の専属契約は適切だったか

 5 専属契約締結の方法は適切だったのか

 6 H氏の経営は適切だったのか、背任や横領の疑いはないのか

以降「Life Group株式会社の株を100万円でDJ社長が買い戻せるか」「H氏が楽曲の権利やレペゼン地球の商標権を主張するのは妥当か」「メンバーとLife Group株式会社の専属契約は適切だったか」の3点について詳しく見ていきたいと思います。

Life Group株式会社の株を100万円でDJ社長が買い戻せるか

2015年1月、約6000万円の借金を背負っていたDJ社長。彼に代わりH氏は100万円を出資し、Life Group株式会社を立ち上げました。

DJ社長によると「H氏は、借金の返済が完了したら、設立時出資した100万円で会社を譲ると約束をしていた」とのこと。DJ社長は2019年にH氏の持つLife Group株式会社の株を100万円で買い戻したいとH氏に主張しました。

しかしH氏は拒否。100万円で会社を買い戻させるという約束自体について「覚えていないのでわからない」と回答しており、双方の主張は食い違っています。

このやりとりに対し、弁護士によると「書面を交わしていない約束で、H氏名義の株を取り戻すのは難しい」とのこと。加えて「問題点は口約束だったこと。法人を設立するにあたり、信頼関係があろうとも書面を交わさなかったということがDJ社長の最大のミス。借金返済を済ませた後、DJ社長に全ての株式を譲渡するという内容の契約書を、当初結ぶべきでだった。」と言います。(き、厳しすぎるぜ世界…)

また、仮に現在のLife Group株式会社の全社株を、会社設立当時の資本金である100万円で売買を行なった場合にも問題が発生します。設立当時に比べ、Life Group株式会社の売り上げは格段に上がり、会社としての価値も上がっています。この状況でH氏が全社株を100万円で売ると、本来の株の価値との差額をDJ社長へ贈与したことになるため、受け取った側に贈与税の支払い義務が発生してしまうのです。

以上のことから、初めに書面で契約を結んでいなかったことはDJ社長のミスであり、たとえ当時の100万円で売ったとしても贈与税の支払い義務が発生してしまうのです。

H氏が楽曲の権利やレペゼン地球の商標権を主張するのは妥当か

こちらについても、H氏の主張が誤りとは言えないとのこと。双方が取り交わした専属契約書には、権利帰属についての文面があり、それにはレペゼン地球の商標権や楽曲の権利はLife Group株式会社に帰属しています。したがってDJ社長らは契約を終了した時点で、楽曲やグループ名を自由に使用できなくなるのです。

私は普通のサラリーマンで、個人的に契約を交わす機会はあまり多くありません。恐らく多くの人が法律に精通しているわけではないので、今回のように契約時に不利な契約を交わしてしまう事例も少なくないのではと思います。

メンバーとLife Group株式会社の専属契約は適切だったか

一方で、契約書には「適切ではない」項目もあると言います。

「本契約終了後3年間、日本国内又は国外を問わず、乙は以下の行為を行わないものとします」※DJ社長が契約終了後に他の芸能事務所に所属したり個人事務所を設立することを禁じる条項です。

上記の条項によると、DJ社長らはLife Group株式会社との契約を更新しなければ、3年間にわたりYouTuberとして活動ができなくなってしまいます。これは「独占禁止法違反になる可能性があり、憲法上保障されている職業選択の自由(憲法22条1項)を侵害されかねない」とのこと。本条項はメンバーとLife Group株式会社の専属契約は適切だったかについて判断を下すうえで重要なポイントとなるでしょう。

芸能活動制限に関する過去事例

2006年12月、同じような事例で訴訟に発展しています。

芸能事務所と2年間の専属契約をした歌手が、契約期間満了前に契約解除の申し入れをしました。契約書には、契約終了後2年間の芸能活動を制限する条項が記載されていたのですが、裁判所はこの条項について『実質的に芸能活動の途を閉ざすに等しい』ため、『契約としての拘束力を有しない』と判断しています。

そして、2019年9月25日には、公正取引委員会がタレントの契約終了後の活動制限について、プロダクション側に正当な理由がない限り、原則として独占禁止法違反にあたると発表。これを受けて、最近では「芸能事務所側はタレントとの契約書を見直すなどをしている」のだそうです。

近年ではフリーランスとしての働き方が徐々に増えており、芸能の世界においてもタレントが不利になるような契約が見直されている時代です。最近ではキングコングの西野亮廣さんや藤森慎吾さんが所属事務所を退所していましたね。

『オリラジ藤森、吉本退所後の心境語る「邪魔や妨害はないと思ってる」』

https://news.yahoo.co.jp/articles/24057a9621822de36ae6a9e9c59860a5f0f79163

さいごに

いかがだったでしょうか。

今回はレぺゼン地球とDJ社長が直面した活動に関する騒動についてご紹介しました。

今回の係争には契約当初の契約の方法、交わした契約書面の内容、会社の価値が上昇した場合の税金問題等、さまざまな課題があることが分かりました。私自身会社に雇われている身でもどのような書面で契約を結んでいるのかといった点をはじめとし、もっと契約について調べてみようと思います。

個人で独立、活動されている方は自身が結んでいる契約ももう一度見直し、本件のようなリスクが潜んでいないか確認してみてはいかがでしょうか。

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ブログ管理人@シーシャ中毒ブロガー

【YUKI@シーシャ中毒ブロガー】

3度の飯よりシーシャが好きなブロガー、YUKI。年齢は20代で「情報発信を通じて充実した人生を送る」をモットーにHP制作、SNS運用など幅広く活動中。

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